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エルミタージュ美術館とは

エルミタージュ美術館(Эрмитаж、Hermitage)は、ロシア・サンクトペテルブルクにあるロシアが世界に誇る国立美術館です。
ロシア語の正式名称はГосударственный Эрмитаж(ロシア国立エルミタージュ)といいます。

エルミタージュ美術館はエカテリーナ2世の宮廷博物館として1765年に建設されました。
「エルミタージュ」とはフランス語で「隠れ家」「隠者の庵」「隠れの間」を意味します。

[エルミタージュ美術館] エルミタージュ美術館は冬宮(ロマノフ王朝歴代の皇帝の正規の宮殿)を中心とした5つの建物が廊下で結ばれ形成されています。
エルミタージュ美術館のこれらの建物は18世紀半ばから19世紀半ばにかけて約100年間かかって完成されました。


●小エルミタージュ(Малый Эрмитаж)(建設1764〜1775)

●旧エルミタージュ(Старый Эрмитаж)(建設1771〜1787)

●新エルミタージュ(Новый Эрмитаж)(建設1784〜1864)

●エルミタージュ劇場(Эрмитажный театр)(建設1783〜1786)

●冬宮(Зимний дворец)(建設1754〜1762)現在、エルミタージュ美術館本館となっているのは冬宮です。


全部で1050の部屋を持ち、窓の数は2000、120の階段があります。
部屋の総面積は4万6000平方メートルにも達します。
当初エルミタージュ美術館は王侯貴族の収集品を収めるだけで、一般向けの開館はしていませんでしたが、19世紀末に一般向けに開館。

18世紀、ロマノフ王朝の為政者たちは、ロシアを近代的なヨーロッパ国家に転換するため、首都をスウェーデンから奪取したバルト海・フィンランド湾沿岸のサンクトペテルブルクに移しました。
そして綿密な計画に基づいた街づくりを行い、人工都市を築きました。
為政者のひとりであった、エカテリーナ2世は、文化の発展にも寄与し、膨大な絵画・美術品を収集、現在のエルミタージュ美術館の基礎をつくりました。
そして、エルミタージュ美術館が誇る膨大かつ貴重な絵画・美術品は現在300万点以上を数えます。
大英博物館やルーブル美術館にも劣らない、世界屈指の美術館となっています。
エカテリーナの絵画熱から、フランスの百科全書派のディドロ(1773年)を顧問としたりして収集した西欧絵画を、ルソーの別荘の名に因んでつけられた「隠れ家」(エルミタージュ)に陳列したことから始まりました。
 エルミタージュの絵画収集の起源ぱ1717年、ピョートル一世がオランダからレンブラント等の絵画117点を冬宮のために購入したことにはじまる。
そしてピョートルの死後、特に18世紀後半にその内容はより充実された(1764年ベルリンの商人ゴツコーフスキイのコレクション225点、1770年「クローザー・コレクション」556点など)。

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